膝の裏の痛み その原因や改善方法は?

※こちらの記事は、ラジオ番組『大人の健康教室』の台本を掲載しています。

おはようございます、高田です。
今日も『大人の健康教室』に耳を傾けて頂き
本当にありがとうございます。

この放送は『朝が来るのが楽しみ』そんな人を増やしたい。
こんな想いを持った整体院の院長が、毎朝7時にお届けしています。

先日レターでご質問を頂いたので、
今日は頂いたレターに声で回答をしていきたいと思います。

ご質問者さんに出来るだけ丁寧にお答えしていこうと思うので
いつもよりちょっと長めのお話になってしまうと思いますが
ぜひ最後まで楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。

まずは、頂いたレターを読まさせて頂きますね。

先生、おはようございます!
最近はライブも含め楽しく拝聴させて頂いてます。
今日は、私の体の悩みを聞いてください。

毎年夏場になると、膝の裏側を中心にダルさが出ます。
朝から一日中しんどいです。
夕方には足もパンパンになるのでマッサージをしたり。
足を高くして寝ても改善されません。

50歳、事務職、通勤の移動以外は、ほとんど運動はしていません。
低血圧で、上は85~95位で、ツライ時は昇圧剤を服用しています。
原因は何なんでしょうか?
改善方法はありますか?

といったご質問です。
そしてレターでのご質問ありがとうございます。

今回は、ご質問頂いた『膝裏の痛み』についいて、
病院や整体院そしてネット上で見られる原因や改善方法
まずは、ここについてお話しせて頂き、そのあとに

今回のご質問者さんに合わせた、私なりの回答
こんな感じでお話していこうと思います。

膝裏が痛いときに考えられる一般的な病気

膝の裏が痛いとき、その原因のほとんどは骨や関節や靭帯が損傷したことによって痛みが出る。
こんな考え方が一般的です。
そして主につぎのうような病名がついて、その治療を行うケースが多いです。

  • 変形性膝関節症
  • 膝関節の捻挫や損傷
  • 関節リウマチ
  • ベーカー嚢腫(のうしゅ)
  • 深部静脈血栓症(しんぶじょうみゃくけっせんしょう)

そして、これらの改善するために、質問者さんがやっておられる
足のマッサージや足を高くして寝るといった方法があるわけです。

しかし、それらをためしても改善が見られないということは、
他に原因があるのでは?と考えるのが良いでしょう。
そして、ご質問者さんから頂いた情報の中で、
次のポイントに着目して原因を考えてみたいと思います。

ただし、頂いた情報の中での判断となり
実際に身体に触れて筋肉の状態を確かめたり
細かい検査をしているわけではないので、
あくまで参考程度の回答という認識でお聴き頂ければと思います。

  • 50代で事務職、運動はほとんどしていない
  • 極端な低血圧

これらのデータから、筋肉や関節といった原因以外に考えられる内容が。

足がダルイ原因

運動などで筋肉を使ったわけではないのに足にだるさ・重さを感じる場合、疲労の蓄積が考えられます。
ふくらはぎの筋肉がこわばって硬くなっている状態です。
心臓から遠い足の血流を循環させるのは心臓の力だけではできません。
そこで、ふくらはぎの筋肉が、足の静脈血を重力に逆らって心臓に押し上げる役割を担っています(筋肉ポンプと言います)。
立ち仕事などで疲労がたまり、筋肉が硬くこわばってくると、筋肉ポンプが十分に働かないため血流循環が悪くなり、
老廃物が蓄積して足にだるさを感じるようになります。

簡単に言ってしまうと、足全体の血流が悪くなっている。
そして血圧の低さが、症状をより大きくしているのではないか?と

私の院の患者さんでも、朝よりも、夕方から夜になるほど足がだるくなり、
むくんでくる慢性的な症状に悩んでいる人は結構います。

これは疲労が原因のだるさ・重さではなく、血流が滞ってたまってしまうことが原因かもしれません。
足に酸素や栄養分が供給されず、筋肉などの組織が十分な働きができなくなって、それがだるさとなって感じられます。
血流が滞る原因は血液循環の乱れです。
とくにふくらはぎの筋肉は足のポンプとして重力に逆らって血液を心臓に向けて押し上げています。
これが蓄積疲労などでうまく働かなくなると、静脈の血流が悪くなって血管内の圧力が上がり、
血液の逆流を抑制している静脈弁にも大きな負荷がかかって血液の逆流が起こり、
血液が滞留するうっ滞を起こします。

足のだるさを改善するために

そして、この血流を改善するためにマッサージや足を高くなどを行う訳ですが、
今回はそこで改善が見られないという事と、血圧が低いという状況なので

血流を改善していく ことを中心に改善策を考えたいと思います。
血流改善のために次の3つを意識してみては、いかがでしょうか?

①血液サラサラを食べ物で目指す

質問者さんの年齢も含め、血液のドロドロの可能性が気になるところです。
(血液検査のデータを解析すると確認できるのですが、方法は今後のメンバーシップで)

一般的に、血液サラサラになるようにするために、次の栄養素を意識しましょう。

  • クエン酸(レモンなどの柑橘類)
  • EPA(イワシやサバなどの青魚)
  • ポリフェノール(赤ワインや緑茶など)
  • ビタミンE(カボチャやアスパラガス)
  • ビタミンC(果物やピーマン)

②生活習慣の改善

  • 入浴の習慣をつける
  • こまめな水分補給
  • なるべく階段を使う

③自律神経を整える

今回は、あまり詳しくお話ししませんが、自律神経の大きな働きの1つが
血流をコントロールすることなんです。
なので、自律神経が乱れていると、いくら上の2つを頑張っても血流がよくなりません。

では、どのように自律神経を整えるのか?
これはいつもの私の配信でアレコレ話している内容になるのですが。

一番手軽に出来ておすすめなのが『深呼吸』です。
とにかく、毎日ことあるごとに深呼吸を心がけてみてください。

ちょっと長めの内容になってしまったのですが、
今日の話を参考にして頂きながら、自分にあった改善方法を実践して頂ければと思います。

また、今日のお話しを聴いて、さらに質問などあれば
またレターでご連絡頂ければと思います。

ということで、今日のお話は、ここまでとなります。

そして、いつも『いいね』『コメント』を頂き、
本当にありがとうございます。
みなさんの応援が、とても励みになっています。

今日も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。

トライアングル整体の院長、高田がお届けしました。
ではまた。