椎間板ヘルニア6つの保存療法

椎間板ヘルニアの治療法は、保存療法が一般的です。かなり重篤な症状がでていない限り、手術はせず保存的な治療からスタートします。

保存的な治療は6種類あります。どの方法にするかは医師の判断となり、複数の方法を組み合わせる場合もあります。

この記事は、椎間板ヘルニアの6種類の保存療法について、3.2万人の施術実績の三軒茶屋あおば整体院の院長が解説します。


この記事を書いている人
高田 勝博

整体師 高田 勝博

三軒茶屋あおば整体院 院長
JACM認定カイロプラクター

6つの椎間板ヘルニアの保存療法

椎間板ヘルニアの保存療法として、代表的なものは、つぎの6つになります。

  1. 安静法
  2. 固定法
  3. 理学療法
  4. 運動療法
  5. 投薬療法
  6. 神経ブロック法

それぞれくわしくみていきましょう。

安静法

椎間板ヘルニアによる症状は、その人の姿勢や身体の使い方によって悪化してしまうことが多いです。症状が強いときには症状が悪化しないように安静を第一と考えます。

とくに症状が発生してすぐの場合は、患部に炎症があるため、その周囲の神経を傷つけないよう予防するためにも安静が望まれます。

椎間板ヘルニアの場合、仰向けで寝ると症状が悪化する場合があります。その時は、横向きや膝を曲げた状態で寝るのがよいでしょう。

固定法

コルセット』や『ネックカラー』といった固定装具を装着します。患部の可動域(動かせる範囲)を制限し、症状が出にくくする方法です。

ただ、患部の場所によっては固定が難しかったり、動きが制限されることでかえってヘルニアが飛び出しやすい方向に曲げてしまうこともあり注意が必要です。

また、長期間こうした固定装具をつけ続けるストレスも考慮しなければなりません。

理学療法

一般的によく知られる『けん引』や『温熱療法』そして『低周波・高周波電気治療』などによる治療です。

けん引治療』は日本ではかなり昔から使用されてました。しかし、その治療的根拠についてはっきりと証明されたデータはいまだありません。

患部を温めたり、電気をあてるといった方法は炎症を起こして固まった筋肉や周辺組織の緊張を緩和することによって

痛い 緊張 痛みを増す さらに緊張が増す

といった悪循環を断ち切ろうとするものです。

これらの方法も根本的な治療というよりは悪化した周辺の状況を改善することによって、原因の改善を促す方法といえます。

運動療法

いわゆるリハビリテーションなどによる治療方法です。

比較的消極的な治療法である安静と比較すると、より積極的に改善を促す努力をするという意味で攻めの治療ではあります。

しかし多くの場合、痛みに耐えつつ行う治療でもあるため、他の治療と比較して比較的苦痛も強いられることも事実です。

投薬療法

現在の病院では、もっとも一般的な方法です。

  1. 鎮痛剤(痛みどめ)
  2. 筋肉の緊張を緩和する薬
  3. 神経の回復を促すもの

などの薬を使い症状を薬の力でやわらげて、患部の炎症が軽減し、椎間板ヘルニアによる神経への圧迫が回復することを目的とします。

薬の種類は、内服(薬を飲む)、坐薬(肛門から挿入)が一般的ですが、痛みやシビレなどがひどい場合、坐薬を使用する方が治療効果が得られることが多いようです。

神経ブロック法

保存的治療の中でもより積極的なのがこの神経ブロック治療です。

ペインクリニックと名がつくところが主にこうしたブロック治療を専門としています。

治療の内容としては、痛みを感じる場所もしくは原因となる場所に局所麻酔薬や抗炎症薬を注入し、感覚の伝導を阻害(ブロック)することによって症状を緩和するもので、その方法は非常にたくさんあり代表的なものは

  • トリガーポイントブロック
  • 硬膜外ブロック
  • 神経根ブロック

などがあります。

あなたがもし、病院以外での治療をご希望なら、こちらのページも参考にしてください。


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