※こちらの記事は、ラジオ番組『大人の健康教室』の台本を掲載しています。
おはようございます、高田です。
今日も『大人の健康教室』に耳を傾けて頂き
本当にありがとうございます。
この放送は『朝が来るのが楽しみ』そんな人を増やしたい。
こんな想いを持った整体院の院長が、毎朝7時にお届けしています。
今日は『男性更年期にも気をつけて』こんなテーマでお話していきます。
週末に『アフター更年期からの不調を治す50の習慣』という本を紹介させて頂きました。
その配信で、男の人も更年期があると聞いたのですが、ホルモンのバランスが変わったり栄養があるのか知りたい
そんなコメントを頂きました。
そして年齢的には、まさに私自身が今、男性更年期の真っただ中(笑)ということもあり、今日は男性更年期について深掘りしていきます。
いつも以上に力が入り、ちょっと長めの放送になってしまいそうなのですが
ぜひ、最後まで楽しんで聴いていただけると嬉しいです。
また、文章が苦手という方は、こちらから同じ内容を音声で聴くことができます。
男性更年期障害とは?
男性更年期障害は、男性ホルモンであるテストステロンの低下により、心や身体にいろいろな症状が発生する病気です。
病名としては、LOH(ろう)症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)とも呼ばれています。
女性の更年期障害が閉経前後の10年間(一般的には45歳~55歳)に発症する一方で、男性の更年期障害は主に40歳代以降(現在は30代後半の方も多い)に発生しはじめます。ただ個人差がかなり大きく60歳、70歳になってから症状を訴える方もいらっしゃいます。
また女性の更年期障害はホルモンバランスが安定してくると症状が落ち着くことがほとんどですが、男性更年期障害は長期にわたって症状が続きやすいという特徴があります。
男性更年期障害の症状とは?
男性ホルモンは全身に作用しているため、テストステロンが低下することで、心や身体にこんな症状が発生しやすくなります。
身体の症状
- 筋力低下
- 勃起不全(ED)
- 全身倦怠感
- 多汗
- 骨粗しょう症
- 肥満
- 頻尿
心の症状
- イライラ
- 無気力
- 不眠
- 性欲低下
- 記憶力、集中力の低下
- 疲れやすい
男性更年期障害を改善するためには?
男性の更年期障害の話で、この説明をするとがっくりする方が多いのですが
男性ホルモンであるテストステロンは分泌のピークを迎える20歳代から徐々に低下していきます。
男性更年期障害は加齢に伴うテストステロンの低下に加え、何らかの原因でテストステロンが急激に低下することにより発症します。
テストステロンが低下する原因として、代表的なものはストレスです。
40歳代~60歳代は仕事や家庭、親の介護などさまざまなストレスがかかりやすい時期であるため、男性更年期障害の症状に悩む方が多くなると考えられます。
また最近ではテストステロンの低下により、
- 動脈硬化
- 肥満
- 心筋梗塞
- 糖尿病
- うつ病
などのリスクが高まることがわかってきました。
男性更年期障害の改善には、漢方薬やホルモン剤の服用・注射などの治療法がありますが、今回はそれ以外の改善方法を紹介します。
食事による男性更年期の改善
テストステロンの主原料はコレステロールです。
またテストステロンの産生には良質なアミノ酸が必要なため、バランスのよい食生活を心がけましょう。
特に摂取するとよいといわれるのが、ニンニクやタマネギなど、いわゆる「精がつく」食べ物です。
ニンニクやタマネギに含まれる含硫アミノ酸がテストステロンの産生を上げるはたらきがあります。またニンニクはタンパク質と一緒に摂ることで、より効果が発揮されます。おろしニンニクやガーリックステーキなどがオススメです。
運動による男性更年期の改善
運動や筋トレをすることはテストステロンの産生を促し、ストレス解消にもつながります。
また基礎体力の向上や糖代謝の改善などさまざまなメリットがあります。運動習慣がない方も、腕立てやスクワットなどできることから始めてみましょう。
睡眠による男性更年期の改善
男性ホルモンは睡眠中の副交感神経が優位のときに分泌量が増えるため、睡眠不足になるとテストステロンが低下しやすい状態となります。
忙しい毎日でも、起床後は日光を浴びて体内時計をリセットする。
寝る前にPCやスマホを触らないなど睡眠環境を整える工夫をしてみましょう。
ということで、今日のお話は、ここまでとなります。
そして、いつも『いいね』『コメント』を頂き、
本当にありがとうございます。
みなさんの応援が、とても励みになっています。
今日も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。
トライアングル整体の院長、高田がお届けしました。
ではまた。