※こちらの記事は、ラジオ番組『大人の健康教室』の台本を掲載しています。
おはようございます、高田です。
今日も『大人の健康教室』に耳を傾けて頂き
本当にありがとうございます。
この放送は『朝が来るのが楽しみ』そんな人を増やしたい。
こんな想いを持った整体院の院長が、毎朝7時にお届けしています。
今日は『健康を意識するあまり、かえって病気になったしまった』
そんな話をしていきたいなと思います。
そして今回のお話は実際にあった山田(仮名)さん50歳・男性のお話しです。
最後まで、楽しんで聴いてもらえたら嬉しいです。
健康熱心だからこそのワナとは?
山田さんは、真面目な性格で人一倍健康に気をつかうタイプでした。
そんな山田さんが1年前に受けた健康診断で『脂質異常症』を指摘されます。
そこから、こんな感じで食生活の見直しをスタート。
・主食を玄米に切り替え
・卵や乳製品もコレステロール値を気にして制限
・血液の循環をよくするためにEPA・DHAのサプリ
・ウォーキングを始める
・歩くときにはアミノ酸のスポーツ飲料を
そして、努力のかいもあり3ヶ月くらいは順調に体重が減少。
体脂肪も改善しました。ところが。。。。
その後、徐々に気分がふさぎがちになり、体調を崩しやがて。。。うつ症状に。
いったい山田さんに何が起きたのか?
脳に必要な栄養素
あなたは山田さんの何がイケなかったのか、と思いますか?
実は人間の身体のシステムに大きなワナが。
それは『心と身体では必要とする栄養素が違う』ということ。
すなわち山田さんは、身体の健康ばかりに気を使っていたということなんです。
山田さんは運動ができなくなってからも、
毎日サプリメントとしてアミノ酸飲料(500㎖)を飲み続けていたのです。
このことにより、身体には。
心の栄養に必要なトリプトファンやチロシンなどの
精神系アミノ酸の吸収が妨げられていたのです。
また次のような落とし穴も。
コレステロール値を下げ血液をサラサラにしようと思って
EPAやDHAのサプリを、これにより。
肉や卵に豊富に含まれるアラキドン酸が減少してしまった。
アラキドン酸には脳内でアナンダマイドという物質に変化します。
このアナンダマイドには、不安感を脳内で抑制する効果が。
これにより心のバランスが崩れてしまったのです。
このように身体のことばかりを考えた生活は、脳の栄養失調をまねくケースも。
どんな栄養素も偏って大量に摂取することは、避けるようにしましょう。
ということで、今日のお話は、ここまでとなります。
そして、いつも『いいね』『コメント』を頂き、
本当にありがとうございます。
みなさんの応援が、とても励みになっています。
今日も最後までお聴きいただき、ありがとうございました。
それでは、素敵な一日をお過ごしください。
トライアングル整体の院長、高田がお届けしました。
ではまた。