側弯症は、何が原因でおきるのでしょうか?
側弯症の原因は分かっているものと、分かっていないものがあります。医学的には、だいたい次のような種類に分類されています。
原因が分かっているもの
機能性の側弯(一時的なもの)
- 不良姿勢
- 脚の長さに差があるためのもの
- 坐骨神経痛による側弯など
病気が原因の側弯症
- 先天性側弯症
- 神経・筋性側弯症
- 外傷性側弯症
- その他の原因による側弯症
原因が分かっていないもの
- 特発性側弯症
- 乳児期側弯症
0歳~3歳に発症
- 学童期側弯症
4歳~10歳に発症
- 思春期側弯症
10歳以降に発症
側弯症にならないような予防法はありますか?
残念ながら、絶対的な方法がないのが現状です。なので早期発見が大切になります。
側弯症が自然に治ることはありますか?
原因が分かっている側弯症は、自然治癒の可能性が少ないです。ただし、突発性の時は、成長の過程で自然と治ることもあります。
かばんの重さや持ち方が側弯症の発生に関係することはありますか?
ネット上の情報には、かばんが重く、その持ち方によって側弯を発生させる可能性があるとの情報も多いです。たしかに原因の1つではありますが、専門家の立場からは、かばんの重さだけが原因で側弯症が発生することはないと言い切れます。
カルシウムをしっかり摂れば側弯症の発生を防げますか?
カルシウムを充分にとることは、骨の成長や、将来おきる可能性がある骨粗鬆症の予防のためには大切です。 しかし、側弯症の発生は防止できません。