同じ生活(仕事)をしていても、ヘルニアになる人と、ならない人いるのはなぜですか?
腰椎椎間板ヘルニアの発生に影響を及ぼす原因として、日常生活の影響と遺伝的な原因が考えられます。
日常生活の要因として多いのが、仕事中の姿勢(肉体労働など)と喫煙です。仕事の内容も大きな関係があります。
例えばこんな仕事の方は、発症率が高い傾向があります。
- ドライバー
- 介護職
- 工場などでの作業員
仕事中の動作では中腰で10kg以上の物を持ったり、持ち上げる時に腰をひねる動作も危険です。遺伝的要因として、若年者のヘルニアは約5倍の頻度で遺伝の影響があるといった研究データもあります。
このように日常生活の違いや遺伝の関係で、ヘルニアが出やすい人、出にくい人があります。
あぐらをかくと良くないと聞きますが、なぜですか?
あぐらをかく姿勢は腰椎の正常な弯曲を損ない、腰椎が前かがみの姿勢になります。そのため腰や背中の筋肉が伸びたままになり腰に負担がかかってしまいます。
さらに椎間板に圧力がかかることにより負荷が増すため、症状が悪化しやすくなります。
ヘルニアと診断された場合、車の運転をしてもいいですか?
運転をしてもかまいません。
しかし長時間同じ姿勢にしないように、一定時間運転したら一旦車を止め、車外での適度な休憩が必要です。(目安は30分から1時間程度)
背もたれは、110度の傾きが良いでしょう。(椎間板に負担をかけづらくする角度のため)