ストレートネックかどうか自分で調べられますか?
自分でチェックすることはできます。方法は次の通り。
力を抜いて壁を背にして立ち、かかと・お尻・肩の3点を壁にピタッとつけるだけ。このとき、後頭部が壁につけばストレートネックの心配はあまりいりません。
また、簡単なセルフチェックでストレートネックが確認できます。
- スマホを使っているときに、首こり、肩こりを感じる
- 見上げるとき、首に違和感がある
- 首がつまって上を向くことができない
- 長時間うつむき姿勢でいて、姿勢を変えることが少ない
- 目が疲れやすい、ドライアイである
- 猫背の姿勢がほとんど
- 1日5時間以上、スマホやパソコンを使っている
- 身体が疲れやすいと感じる
- スマホを枕元に置いて寝ている
- 睡眠不足を感じることが多い
3つ以上あてはまる場合は、ストレートネックの可能性が高いです。
ストレートネックは自分で治せますか?
あくまで私の個人的な意見ですが、治せますか?と聞かれたら完全には治せませんとお答えします。
そもそもストレートネックの原因の90%程度が日常生活に潜んでいます。
パソコンやスマホの姿勢を完璧にし、ストレスを絶対に溜め込まない。そんな生活ができるのであれば治ることもあるでしょうが、現実的ではないので。
しかし、症状を緩和させたり、ストレートネックでも心地よく過ごせるようにすることは可能です。
ストレートネックの原因は、悪い姿勢だけですか?
もしあなたが日常的にスマホを使うのであれば、今は症状がなくてもストレートネックの危険性があります。たとえ、ストレートネックと診断を受けなくても、肩こり・首のこりや痛み、頭痛がひどい方も同様です。
なぜならスマホを操作する姿勢にストレートネックになりうる原因があります。
スマホを持つ手は顔より前の位置にあるので、画面を見るために自然と頭は肩より前に突き出た状態になります。この姿勢こそ首への大きなダメージとなり、いろいろなトラブルに発展するのです。
本来、首の骨は重たい頭を支えるために緩やかなS字のカーブを描いています。
頭部は5~6㎏程度の重さがあるので、頭が前に突き出るとS字のカーブの角度が崩れ、いわゆるストレートネックの状態になります。
姿勢がストレートネックの一番の原因ですが、姿勢だけ正しくすればストレートネックが改善されるものでもありません。
ストレートネックの症状は、どのようなものがありますか?
症状は人によってさまざまですが、代表的なものは次の4つの症状です。
- 首、肩、背中の痛みやハリ
- 肩こりや首コリ(慢性的なもの)
- 頭痛、吐き気、めまい、イライラ、不眠
- 手足のしびれ、ヘルニア
首を回すと音がします、なぜですか?
首を動かすと音がするのは、首の骨のゆがみやストレートネック、筋肉のコリによって、首の動きが悪くなっているから。ちょうど機械が油切れを起こして、音がしているのと同じ状況です。
ストレートネックの治療は、病院と整体どちらがいいですか?
一概にどちらがいいとは言えませんが、状態にあわせ選択することをおすすめします。
症状がひどく、手術や器具の固定などが必要な場合は病院。ゆがみや姿勢の改善そして筋肉をほぐして楽になりたいのなら整体がいいと思います。
電気治療は効きますか?
低周波などの治療によって、血液やリンパの流れを促進することで、症状が改善する可能性は高いです。
ですが大切なのは、そのよい状態をいかにキープするか? なので、予防も含めた治療法をおすすめします。
ストレートネックの簡単な予防法はありますか?
ストレートネックの改善方法で、一番のポイントはスマホの使用中の姿勢を正すことです。
それ以外には、次のことを意識しましょう
- 定期的なストレッチ
首の筋肉をほぐす習慣
- 正しい食生活
筋肉の材料や血流を良くする食事を心がける
姿勢で意識したいのが、スマホを使うときに頭を大きく下げないことです。頭を下げないために、できるだけスマホを目線の近いところまで持ち上げて使うようにしましょう。
スマホを高く持って、持っていない反対の手で肘を支えるなどがおすすめです。このようにスマホを使う時に両手を上手に使うと、姿勢を正しやすくストレートネックを予防することにつながります。